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ネット銀行おすすめ10選!各行手数料やメリット・デメリット・選び方を解説

スマホやPCから簡単に各種手続きができるネット銀行。ATM利用手数料が無料になるなどメリットも多く、口座開設者が増加しています。

しかし、そもそもネット銀行ってなに?といわれると従来の銀行との具体的な違いがわからないという人は少なくありません。

ネット銀行自体は年々増えており、便利だと聞いて使おうと思っても「どのネット銀行がお得なのかわからない」「安全に使えるか不安」などの悩みを持っている人もいると思います。

そこで本記事では、おすすめのネット銀行紹介し、ネット銀行のメリット・デメリットや選び方などを詳しく解説していきます。ぜひ、口座を開設する前に参考にしてください。

ネット銀行自体がよくわからないという人向けに、ネット銀行と従来の銀行との違いなども開設します!

目次

【貯金・給与振込】おすすめネット銀行10選

まずは、おすすめのネット銀行を紹介していきます。

東京スター銀行

おすすめポイント
  • 給与受取・年金受取に指定すると普通預金の金利0.1%
  • 提携ATM手数料が月8回まで実質無料
  • 資産づくりのサポートが多数

東京スター銀行は、給与受取・年金受取でお得になる銀行です。通常の普通預金金利は0.001%ですが、給与受取・年金受取に設定することで、金利は100倍の0.1%にアップします。

正社員だけではなく、パート・アルバイトでも金利アップの対象です。

預金金利0.1%はメガバンク比で100倍!

預金金利0.1%はメガバンク比で100倍になるため、貯金用口座としても有効に使えます。

各種手数料が安いのも特徴。提携ATMは月8回まで、他行宛振込手数料は月3回まで実質無料となるため、手数料を気にせず利用できるでしょう。

資産形成のサポートも充実しており、セミナー受講やオンライン相談も可能。ロボアドバイザーにお任せできる資産運用商品も用意されており、投資初心者でも投資デビューしやすい環境です。

オンラインセミナーも受けられる!

NISA口座の取り扱いがあるのも特徴です。

基本情報

普通預金金利0.1%
※給与受取・年金受取口座に指定した場合
主な提携金融機関(ATM)セブン銀行ゆうちょ銀行
各種手数料(税込)ATM入金手数料無料
ATM出金手数料8回/月まで実質無料
他行宛振込手数料3回/月まで実質無料
※ネットバンキング利用時(所定の条件を満たす場合)
出典:東京スター銀行公式サイト

SBJ銀行

おすすめポイント
  • オンライン口座開設で普通預金の金利が0.1%
  • ATM利用手数料が月10回まで無料
  • お得なキャンペーンを定期的に実施

SBJ銀行は、韓国の新韓銀行の日本現地法人です。「Shinhan Bank Japan」の頭文字を取りSBJ銀行となっています。

大きな特徴は高い金利です。普通預金金利は通常0.02%ですが、オンラインまたはモバイルアプリからの口座開設を行うと、0.08%の金利が上乗せされ計0.1%の金利となります。

一般的には年2回の金利受取も、普通預金プラスなら毎月受け取れます。

各種手数料の無料回数が豊富で、利用しやすい点も魅力です。ATM利用手数料は月10回まで、振込手数料は月5回まで無料。手数料を払わずに利用するには十分な無料回数です。

各種手数料の無料回数が豊富!

定期的にキャンペーンを展開しており、過去には定期預金金利が最大0.35%になることもありました。お得なキャンペーンがあれば、積極的に活用しましょう。

PayPayやLINE Payなどのキャッシュレス決済にも対応しているので、日常使いに便利ですね。

基本情報

普通預金金利0.1%
※普通預金プラス利用時
主な提携金融機関(ATM)セブン銀行イオン銀行みずほ銀行ゆうちょ銀行コンビニATMイーネット
各種手数料(税込)ATM入金手数料合計10回/月まで無料
※ゆうちょ銀行・みずほ銀行は合計3回/月まで無料
ATM出金手数料
他行宛振込手数料5回/月まで無料
※ネットバンキング利用時
出典:SBJ銀行公式サイト

ソニー銀行

おすすめポイント
  • 外貨建て金融商品をはじめサービスが豊富
  • Sony Bank WALLETで買い物が便利
  • 各種手数料がお得

ソニー銀行は、金融商品・サービスを豊富に取り揃えているのが特徴です。主な取り扱い商品としては、以下があります。

ソニー銀行の取扱商品

中でも外貨建ての金融商品に強く、外貨預金・外貨建て投資信託・FXなど幅広くサービスを提供しています。

さらに、Visaデビット付きキャッシュカードである「Sony Bank WALLET」は使い勝手が良く、買い物に便利です。日本円を含めた11の通貨が1枚のカードに集約され、利用すると即座に引き落としされます。

利用すると最大2%のキャッシュバック、他行宛振込手数料の無料回数+1回など特典も豊富です。

海外ATM利用時は自身の外貨口座から現地通貨を引き出せるので、手数料なしで利用できるところも大きなメリットと言えます。

\住宅ローンシミュレーションあり/

基本情報

普通預金金利0.001%
主な提携金融機関(ATM)セブン銀行イオン銀行ローソン銀行三井住友銀行三菱UFJ銀行ゆうちょ銀行コンビニATMイーネット
各種手数料(税込)ATM入金手数料無料
ATM出金手数料4回/月まで無料
他行宛振込手数料1回/月まで無料
※2回目以降は110円/回
出典:ソニー銀行公式サイト

\住宅ローンシミュレーションあり/

楽天銀行

おすすめポイント
  • 楽天証券と連携で普通預金金利が0.1%
  • 取引に応じて楽天ポイントが貯まる
  • ATM手数料が最大7回/月まで無料

楽天銀行は、楽天が運営するネット銀行です。楽天系列のサービスのため、各種楽天サービスとの連携でお得に利用できます。

楽天証券と口座連携を行うと普通預金金利が0.1%にアップ。口座連携させるだけで良いので、楽天証券と合わせての利用がお得です。

各種取引で楽天ポイントが貯まるサービスもあります。1回あたりに貯まるポイントは1〜3ポイントと多くはないですが、取引回数を重ねることでコツコツとポイントを積み上げていけます。

楽天銀行が選ばれる6つの理由

口座振替や他行からの振込など、手数料のかからない取引も対象ですよ。

ATM利用手数料は1ヶ月あたり最大7回まで無料。入金の場合は3万円以上で無制限無料です。振込手数料は最大3回/月まで無料のため、手数料をかけずに手続きが可能です。

基本情報

普通預金金利0.1%
※楽天証券と連携時
主な提携金融機関(ATM)セブン銀行イオン銀行ローソン銀行みずほ銀行三菱UFJ銀行ゆうちょ銀行コンビニATMイーネットステーションATM「PatSat」
各種手数料(税込)ATM入金手数料無料
※3万円以上利用時
ATM出金手数料最大7回/月まで無料
他行宛振込手数料最大3回/月まで無料
出典:楽天銀行公式サイト

PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)

おすすめポイント
  • PayPay残高への入出金手数料は何度でも無料
  • 3万円以上利用で提携ATM手数料が無料
  • 最短当日に口座開設完了

PayPay銀行は旧ジャパンネット銀行としても知られており、2021年4月からPayPay銀行へと名称変更しています。名称通りにPayPay利用がお得になるのが特徴です。

PayPay銀行4つのお得ポイント

PayPay残高への入出金は何度でも手数料無料。出金手数料が無料なのはPayPay銀行だけなので、PayPayユーザーには利用価値が大きいでしょう。

LINE Payやメルペイなど、各種キャッシュレス決済サービスへのチャージも可能。スマホ決済がメインの人には便利です。

その他の特典として、提携ATM利用手数料のお得さが挙げられます。3万円以上なら入出金どちらも手数料無料。コンビニをはじめ全国約95,000台のATMで利用できます。

口座開設は最短当日に完了。早急に口座開設が必要な場合でも対応できますよ。

基本情報

普通預金金利0.001%
主な提携金融機関(ATM)セブン銀行イオン銀行ローソン銀行三井住友銀行ゆうちょ銀行コンビニATMイーネット
各種手数料(税込)ATM入金手数料無料
※3万円未満利用時は毎月2回目から165円(ゆうちょ銀行のみ330円)
ATM出金手数料
他行宛振込手数料145円
出典:PayPay銀行公式サイト

UI銀行

おすすめポイント
  • 普通預金金利が最大で0.10%
  • 総預金の1ヶ月平均残高に応じて5つの段階の優遇サービス
  • きらぼし銀行の窓口でATM出金や相談が可能

UI銀行は東京きらぼし銀行のグループが運営するネット銀行です。そのため、店舗がないため直接相談したり問い合わせができないというデメリットがありません。

また、ATMもそのまま使用できるため、UI銀行のカードできらぼし銀行のATMを使用すれば、手数料無料になる時間帯もあります。

1ヶ月の平均残高に応じて各種手数料の無料回数が変わりますが、きらぼし銀行口座を持っている方がより優遇されるのがポイントです。

ネット銀行の長所を持ちながら、きらぼし銀行のサービスを利用して従来の銀行と同じようなサービスが受けやすいため、ネット銀行が初めてという人にもおすすめできます。

普通預金金利は0.10%と、他のネット銀行と比べても比較的高いのも特徴です。

ネット銀行は不安という人でも、店舗がある銀行と連動していると思うと安心できますね。

基本情報

普通預金金利0.10%
主な提携金融機関(ATM)きらぼし銀行セブン銀行
各種手数料(税込)ATM入金手数料無料
ATM出金手数料最大20回/月まで無料
他行宛振込手数料最大20回/月まで無料
出典:UI銀行公式サイト

商工中金ダイレクト

おすすめポイント
  • ATM入金手数料・出金手数料が無料の場合あり
  • セキュリティ対策もばっちり
  • マイハーベスト(定期預金)のお得なキャンペーンあり

商工中金ダイレクトは商工中金のインターネットバンキングで、商工中金自体が中小企業向けの金融機関です

しかし、個人向けとしてサービス提供されているインターネットバンキングは利用の仕方によっては非常に便利なのが特徴です。

ATMの入金手数料・出金手数料が条件つきではありますが無料というのは大きなポイントです。

またインターネットバンキング向けのキャンペーンとしてマイハーベスト(定期預金)に50万円以上の預け入れをした場合の金利が最大で0.22%になります。

他にも定期的にお得なキャンペーンを展開しているのも特徴です。

基本情報

普通預金金利0.001%
主な提携金融機関(ATM)ゆうちょ銀行セブン銀行ローソンATMイーネット
各種手数料(税込)ATM入金手数料無料
※同銀行の同一支店宛の場合
ATM出金手数料無料
※コンビニATMかつ特定の時間のみ
他行宛振込手数料330円
出典:商工中金ダイレクト公式サイト

オリックス銀行

おすすめポイント
  • オリックス銀行の口座開設からeダイレクトの設定までWEB完結
  • 短期間の定期預金あり
  • 定期預金の金利は最大0.3%

オリックス銀行は様々な事業を展開しているオリックスグループのネット銀行です。大手金融サービス企業が運営していることもあり、ノウハウは非常に豊富です。

定期預金が特徴のネット銀行で、金利は他の従来の銀行・ネット銀行と比較しても高めと言えるでしょう。

最大で年0.30%の金利はなかなかありません。

その反面、提携ATMがないため普段から細かく使うには不向きともいえます。定期預金や信託を中心として考えた方が良いでしょう。

定期預金は基本的に年単位のサービスですが、eダイレクト預金には2週間定期預金という短いスパンの預金があるのもポイントです。

次の資産運用を決めるまでの短期間の預金時などに2週間定期預金は効果的です。

基本情報

普通預金金利0.01%
主な提携金融機関(ATM)なし
各種手数料(税込)ATM入金手数料なし
ATM出金手数料なし
他行宛振込手数料2回/月まで無料
※3回目から220円
出典:オリックス銀行公式サイト

ローソン銀行

おすすめポイント
  • 全国のローソン店舗を中心にATMあり
  • ATM利用でPontaポイントが貯まる
  • 特定の時間内なら入出金手数料無料

ローソン銀行はその名前の通り、全国チェーンのコンビニエンスストア「ローソン」が提供するネット銀行です。

そのためローソンの店舗内にあるATMと連動しており、24時間365日使える自行のATMが特徴です。

ローソンATMを使うとクーポンが発券されることがあり、Pontaポイントなどがもらえるキャンペーンが頻繁に展開されています。

ネット銀行として考えた場合、ATMを利用することが基本になるので近くにローソンがあるかどうかが最大のポイントになります。

ローソンATMの利用でPontaポイントがもらえるキャンペーンも多いので、Pontaカードを持っているかどうかもローソン銀行を使うかどうかのポイントです。

近くにローソンがある人はATMも含めて活用できるので、利便性の高さが売りですね。

基本情報

普通預金金利最大0.15%
主な提携金融機関(ATM)なし
各種手数料(税込)ATM入金手数料無料
※7~19時以外は110円
ATM出金手数料
他行宛振込手数料165円
出典:ローソン銀行公式サイト

NEOBANK(住信SBIネット銀行)

おすすめポイント
  • 最大で20回までATM入出金手数料が無料
  • 資産運用やローンなどのサービスあり
  • 手続きはシンプルでネット完結

NEOBANKは住信SBIネット銀行が「銀行」という形にこだわらないサービス提供をするためにかかげたブランド名です。

ネット銀行としての機能はもちろん、プリペイドカードやポイントカード、提携企業の会員カードなどとの連動も行えます。

ローン審査をAIで行ったり、様々な手続きのネット完結やアプリで解決できるような仕組みを作っています。

ネット銀行として考えると利用状況や月額残高などによってランクが判定され、最大で月20回まで入出金や振込手数料が無料になるのは大きなメリットです。

提携しているATMはゆうちょ銀行やコンビニエンスストアのATMなどがあり、自宅の近くで利用できる可能性が高いのもポイントです。

投資やローンなどのサービスもあり、様々なシーンで活躍する可能性があるネット銀行です。

基本情報

普通預金金利最大0.010%
主な提携金融機関(ATM)ゆうちょ銀行セブン銀行ローソン銀行イオン銀行 など
各種手数料(税込)ATM入金手数料最大20回/月まで無料
ATM出金手数料
他行宛振込手数料145円
出典:NEOBANK公式サイト

おすすめのネット銀行ランキング

ネット銀行を利用する目的は様々で、その目的や使い方によってどのネット銀行が良いかは変わってきます。

今回はATM手数料無料の回数振込手数料の安さ普通預金の金利の高さをそれぞれランキングで紹介します。

ATM手数料無料の回数が多いネット銀行

ATM手数料無料回数ランキング
  • 1位:NEOBANK(最大20回)
  • 2位:UI銀行(最大20回)
  • 3位:SBJ銀行(最大10回)

1位のUI銀行と2位のNEOBANKは最大で月20回までATMの手数料が無料になります。どちらも預金額などでランク判定され、最高ランクの場合での回数は同じです。

3位のSJB銀行は少し差がつき、無料回数が10回となっています。

回数は同じですが、NEOBANKは月末の預金残高で判定するのに対し、UI銀行1ヶ月間の日々の残高平均での額となっているため、NEOBANKを1位としました。

ATMの手数料が無料で、特に回数制限がないネット銀行も紹介しましたが、その場合は特定の時間だけの無料であり、従来の銀行ATMの手数料とあまり差がありません。

ネット銀行の利点は24時間利用できるというところですので、時間に制限があるネット銀行は今回除外したランキングとしました。

日常的に出し入れしようと考えると、時間に関わらず手数料が無料になる回数の差は大きなポイントです。

他行への振込手数料無料回数が多いネット銀行

他行への振込手数料無料回数ランキング
  • 1位:UI銀行(最大20回)
  • 2位:SBJ銀行(最大5回)
  • 3位:東京スター銀行(最

1位のUI銀行はATMの手数料無料回数と同じく20回で、他のネット銀行と比較してもかなり多いのが特徴です。

2位のSBJ銀行もATMの手数料無料回数ランキングで紹介したネット銀行で、この2つは特におすすめできるネット銀行といえるでしょう。

他行への振り込みは無料回数自体がないネット銀行も多く、利用する機会が多い場合は大きな差になります。

従来の銀行では他行宛ての場合は手数料がかかるケースが多いので、ネット銀行ならではのメリットともいえます。

3位の東京スター銀行は「スターワン口座取引明細書」の郵送設定を「郵送しない」に設定している場合に月最大3回まで無料という少し変わった設定です。利用する場合は取引明細の設定を「郵送しない」にしておきましょう。

他行への振込手数料が無料になるのはネット銀行の利点の一つですね。

普通預金の金利が高いネット銀行

普通預金の金利ランキング
  • 1位:ローソン銀行(0.15%)
  • 2位:UI銀行(0.10%)
  • 3位:東京スター銀行・SBJ銀行・楽天銀行(0.10%)

1位のローソン銀行は残高300万円以上という制限はありますが、最大で0.15%と、今回紹介した中で最も金利が高いネット銀行です。2位のUI銀行は特に制限なしで0.10%です。

UI銀行は残高など特に制限がないため、預金額によってはUI銀行での金利が上回るケースもあるでしょう。

従来の銀行では普通預金金利は0.1%未満が多い傾向にありますが、ネット銀行では今回紹介しただけでも0.1%以上の銀行が複数あります。

3位も金利は2位と同じ0.10%ですが、UI銀行が特に条件がないのに対し、何らかの条件付きで0.10%となっているため3位としました。

詳しい条件は各ネット銀行の公式サイトを確認しておきましょう。

普通預金の金利は0.001%という銀行も少なくありません。

ネット銀行と従来の銀行の違い

ネット銀行と従来の銀行の違いを明確に説明できる人は少なくありません。特徴をしっかり把握することでよりお得に銀行を利用できるようにしましょう。

大きく分けると以下のような違いがあります。

ネット銀行従来型銀行
口座開設ネット完結窓口かネット申し込み
店舗ない場合もありあり
各種取引対応していれば24時間可能基本的に営業時間のみ
ATM提携ATMを利用自行ATMが基本
ATM手数料無料回数の設定が多い自行ATMは無料

ネット銀行を利用するメリットに関しては次の項で詳しく解説しますが、手軽さと時間を問わず操作できるのが魅力です。

比べてみるとかなり違いがあるのがわかりますね。

口座開設

口座開設から各種取引までスマートフォンやパソコンで完結するのがネット銀行の特徴です。

一方で従来の銀行はあくまで店舗を持ち、様々な取引や相談は店舗で行うのが基本です。口座開設がネットから出来る場合もありますが、店舗を利用する人が多いでしょう。

手続きは自分一人でできるのならネット銀行。説明や案内を受けたい場合は従来の銀行が良いかもしれません。

ただし、従来の銀行窓口で申し込みを行う場合は何度か足を運ばなければならないケースもあるので、近くに銀行支店がない場合は不便なこともあります。

夜中でも口座開設の申し込みができるのは嬉しいですね。

店舗や取引

銀行窓口は基本的に平日9時から15時が営業時間です。そのため日中仕事に出ている人は利用しにくいのが難点です。

ネット銀行の場合はメンテナンス時間を除いた24時間365日利用できるため、忙しい人にも向いているといえます。

振り込みの締め切りなどで慌てて銀行を利用しなければならない場合、ネット銀行であれば店舗まで行く必要がないのは大きなメリットです。

一方で、スマートフォンやパソコンを持っていてネット環境がなければ利用はできません。端末トラブルで一切使えなくなる可能性があるというデメリットもあります。

店舗を持たない分、金利が高かったり、手数料が安かったりするのがネット銀行の特徴です。

ATM

ネット銀行はパソコンやスマートフォンで多くの操作ができますが、お金を引き出すにはATMが必要です。

ネット銀行は独自の店舗をもっていないケースがほとんどなので、提携ATMを介して現金を引き出します。

この時の手数料はネット銀行によって違いますが、手数料無料となる時間や回数が制限されているのが一般的です。従来の銀行の自行ATMは指定時間内なら無料です。

ただし、コンビニエンスストアの提携ATMを無料で使えれば、銀行に行くよりも手軽に引き出せるというメリットもあります。

従来の銀行でも提携ATMで現金を引き出せますが、手数料が比較的高い傾向にあります。

その他の違い

ネット銀行といっても、従来の銀行のインターネットバンキングシステムという場合もあるので基本的なサービスが元になっている銀行に準ずる場合があります。

その場合はあまり差がありませんが、店舗を持たない銀行の場合は、設備費や人件費が従来の銀行よりも安くなる傾向があります。

そのため、預金金利や手数料面でネット銀行の方がお得になっているケースが多いといえます。

またネット銀行は他業種の企業が事業の一環として運営している場合が多く、ネット銀行を利用することで系列企業を利用する際に特典がある場合も少なくありません。

様々なサービスと連動しているネット銀行はよりお得に使える可能性がありますね。

ネット銀行を利用するメリット

ここからは、ネット銀行を利用する主なメリット3つを紹介していきます。

口座開設がネット上で完結する

申し込みから口座開設まではネット上で完結します。好きな時間・好きな場所でスマホやPCから手続きができるので、店舗に行く手間や時間をかけずに口座開設が可能です。

本人確認書類も画像のアップロードで手軽にできますよ。

店舗型の銀行の場合、口座開設は営業時間内(平日の9時から15時)に銀行窓口で行うのが一般的です。忙しい人にはやや不便と言えるでしょう。

各種手数料が安い

ネット銀行では、各種手数料が店舗型よりも比較的安いです。ATM利用手数料や振込手数料が無料になっている銀行もあり、お得に利用できます。

1回あたりは数百円程度の手数料であっても、利用回数を重ねれば出費が増えていきます。手数料無料あるいは格安のネット銀行を使うことで、負担を抑えられるでしょう。

無料利用は回数が限定されていることが多いです。

預金金利が高い

全てのネット銀行に当てはまるわけではないですが、一部のネット銀行では預金金利が高く設定されています。金利が高い銀行に預けておく方が利息を多くもらえるので、貯金する場合にお得です。

メガバンクと主要ネット銀行の普通預金金利は以下の通りです。

メガバンクと主要ネット銀行の普通預金金利

メガバンク
(みずほ・三井住友・三菱UFJ)
0.001%
東京スター銀行0.1%
※給与振込口座などに指定時
楽天銀行0.1%
※楽天証券との連動時
SBJ銀行0.1%
※普通預金プラス

メガバンク比では金利100倍のネット銀行もあります。ただし、金利を高くするための条件が設定されているケースが多いです。条件を満たしていない場合は金利優遇を受けられないので注意しましょう。

金利優遇の条件は事前に確認しておいてください。

ネット銀行を選ぶポイントを初心者にもわかりやすく解説

多くのメリットがあるネット銀行ですが、どのように選べば良いでしょうか。4つの選ぶポイントについて解説していきます。

ネット銀行を選ぶ4つのポイント
  1. 提携ATMを利用しやすい
  2. 安全性が高い
  3. 住宅ローンなど商品・サービスが豊富
  4. クレジットカード連携でお得になる

1.提携ATMを利用しやすい

ネット銀行は自社ATMを持っていないことが多いですが、提携しているATMであれば利用できます。

現金派の人は、提携しているATM(金融機関)が多いほど利用しやすく便利です。

ただし提携ATMの数だけで比較すると、都心部に集中しているケースもあり得ます。ご自身の居住エリアで利用できるATMがあるかは必ず確認しておきましょう。

全国展開しているコンビニのATMで利用できれば、旅行時にも気軽に引き出し可能ですよ。

2.安全性が高い

ネット銀行の利用で気になるのがセキュリティ面でしょう。詳細は後述しますが、ネット銀行では口座情報が流出するリスクがあります。そのため、セキュリティの高いネット銀行を選ぶことが重要です。

セキュリティを高める主な対策としては、以下があります。

メガバンクと主要ネット銀行の普通預金金利
  • ワンタイムパスワード
  • 合言葉認証
  • ソフトウェアキーボード

これらの対策が施されているネット銀行の方が安全と言えるでしょう。

3.住宅ローンなど商品・サービスが豊富

ネット銀行でもメガバンクや地方銀行と同じように、住宅ローンやカードローンなど各種商品を取り揃えています。利用できる商品・サービスの充実さも比較しましょう。

投資目的の場合、取り扱い金融商品はもちろんのこと、連携できる証券会社もチェックしてください。

証券会社と連携することで、スムーズな入出金や金利優遇などの特典を受けられます。ネット銀行と証券会社連携の代表的な組み合わせとしては、以下の2つです。

  • 楽天銀行×楽天証券
  • 住信SBIネット銀行×SBI証券

4.クレジットカード連携でお得になる

ネット銀行をクレジットカードの引き落とし口座に設定すると、各種特典がつくことがあります。基本的には同じ系列のネット銀行とクレジットカードの組み合わせで特典が付帯します。

クレジットカードとの連携がある主なネット銀行と特典は、以下の通りです。

クレジットカード連携の主なケット銀行と特典

ネット銀行該当クレジットカード主な特典
楽天銀行楽天カード普通預金金利が2倍楽天SPU+1倍
住信SBIネット銀行ミライノカードスマプロランクが2段階アップ(各種手数料の無料回数が増加)
イオン銀行イオンカードセレクト普通預金金利が優遇

金利や手数料での優遇があります。クレジットカード自体の使いやすさも考慮して、うまく組み合わせられる場合には有効に活用しましょう。

ネット銀行は危険?注意点と対策を解説

ネット銀行にはデメリットもあります。主な注意点と対策法について解説していきます。

ネット銀行のおもな3つの注意点
  1. 実店舗がないため対人サポートが受けられない
  2. サービスによっては引落口座・振込口座の設定不可
  3. ID・パスワード流出のリスクがある

デメリットを把握した上で、口座開設するかを判断してくださいね。

1.実店舗がないため対人サポートを受けられない

ネット完結なので、基本的には実店舗がありません。店舗型銀行のように窓口での対人サービスを受けることはできないので、ネットに慣れていない人には向かないでしょう。

サポートが全くないわけではなく、チャット、電話、メールなどによるサポート体制は各行で整っています。

各行の公式サイトでも「よくある質問」がまとまっています。困ったことや疑問点があるときは、公式サイトを確認すると解決することも多いです。

2.サービスによっては引落口座・振込口座の設定不可

ネット銀行では、公共料金やクレジットカードの引き落としの口座として設定できないケースもあります。年金受取や税金還付の振込先としても指定できないこともあるので、利用時には確認が必要です。

PayPayなどのスマホ決済サービスへのチャージができないネット銀行もありますよ。

メガバンク(みずほ・三井住友・三菱UFJ)の口座なら、ほとんどの場合で引落口座や振込口座として設定可能。メガバンクの口座も最低1つは保有しておくと、ネット銀行が利用できない際にも安心です。

3.ID・パスワード流出のリスクがある

ネット銀行を利用する際はログインのためのID・パスワードが必要です。このID・パスワードは自己管理のため、流出すると被害に遭うリスクもあります。

注意したいのはフィッシング詐欺です。銀行を謳った偽業者がパスワードなどを聞き出し、不正に利用者の口座残高を引き出します。

銀行を名乗ったメールが送られてきても、決してID・パスワードや口座番号をメールで入力しないことを徹底してください。

さらに、パスワードは推測されにくい複雑なものを設定しておきましょう。誕生日や名前に関連するものだと、見破られる恐れがあります。

複雑にしすぎると、自分が覚えられないこともあるので注意してくださいね。

もしもパスワードを忘れた場合は再発行できますが、再発行するための時間と手間がかかります。

ネット銀行のよくある質問

ここまでネット銀行のメリットやデメリット、従来の銀行との違いなどを詳しく解説してきましたが、特によくある質問に関してまとめます。

パソコンとスマートフォンどちらでも操作できるの?

ネット銀行は名前の通り、インターネットを通して利用することができる銀行です。しかし、パソコンとスマートフォンでは若干異なる場合があります。

ネット銀行によってはログインできる端末を登録したり、制限している場合もあります。

登録台数などに問題がなければ複数の端末で見ることが可能ですが、セキュリティ上の問題もあるので信用できる端末でのみ接続するようしましょう。

また、それぞれに専用のアプリがあり、同じネット銀行でもパソコンとスマートフォンで操作方法法やできることが若干異なる場合もあります。

誰かと共用しているパソコンや、他の人が触れる端末での操作は避けた方が無難です。

IDやパスワードを忘れたら?

基本的には、ネット銀行の公式サイトから再設定の手続きをすることになります。ネット銀行によって違いますが、多くの場合で必要なのは以下の通りです。

再発行に必要なもの
  • お客様番号(口座番号)
  • 認証番号
  • 利用していた端末

これらの情報を入力して再設定することになります。各ネット銀行の公式サイトでは、パスワードを忘れた場合の対応としてQ&Aが用意されているケースがほとんどです。

事前に電話番号承認や、ワンタイムパスワードの設定をしておけばそちらから設定できる場合もあります。

事前にパスワードなどがわからなくなった場合に何が必要か確認しておくと良いでしょう。

ワンタイムパスワードってなに?

ネット銀行によっては各取引やログインの際にワンタイムパスワードを使用する場合があります。

聞きなれない人も居ると思いますが、従来のパスワードに加えて入力することで2重のセキュリティにできるのが特徴です。

ワンタイムパスワードは発行から一定時間だけ使える使い捨てのパスワードで、スマートフォンのアプリかSNS機能を使って発行できます。

設定せずに利用できるネット銀行もありますが、設定すればより高いセキュリティで操作を行えます。可能であれば、設定しておくと安心です。

ワンタイムパスワードにもいくつか種類があり、利用方法もネット銀行によって異なる場合があります。各ネット銀行の公式サイトの案内をチェックしておきましょう。

お金を扱うことを考えると、セキュリティは高い方が良いですよね。

振り込みの反映はいつ?

ネット銀行を利用して振り込みを行った場合、いつの振り込み扱いになるのかは非常に重要です。ネット銀行は24時間365日利用できますが、振り込みも24時間対応とは限りません。

締め切り日のうちに振り込んだから大丈夫と思い込むのは危険です。

24時間対応している金融機関と提携している場合は、時間に関係なく振り込んだタイミングで決済されます。

24時間対応していない金融機関の場合、15時までの振り込みは当日中で、それ以降や土日祝日は翌営業日になるのが一般的です。この点は従来の銀行と変わりません

ネット銀行によるというよりも、振込先の金融機関によって反映のタイミングが変わるので、振込先が24時間対応しているかどうか必ず確認しておきましょう。

余裕をもって振り込んでおくに越したことはありません。できるだけ早めに振り込むようしましょう。

まとめ

今回は、ネット銀行のおすすめ5選を紹介し、メリット・デメリットや従来の銀行との違いについても解説してきました。

ネット銀行はオンライン上で簡単に口座開設が可能です。ATM利用手数料や振込手数料が安いことが多く、預金金利が比較的高いという点がメリットです。

ネット銀行によってはメガバンクと比較して、金利が100倍になっているケースすらあります。

店舗型銀行と同様に各種金融商品も取り揃えており、銀行としての機能は決して劣ってはいないでしょう。むしろ、新しい形の銀行といえます。

ぜひ、ご自身のニーズに合ったネット銀行で口座開設をし、利用してみてはいかがでしょうか。

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