リクルートエージェントは転職エージェントです。
キャリアアドバイザーが担当者となって転職サポートをしてくれます。
担当者の指名はできないため、相性が悪いと感じたら担当変更の申請が必要です。
そこで本記事では、リクルートエージェントの担当変更について解説します。担当変更方法を把握しておけば、もしものときに安心です。
リクルートエージェントの担当変更は電話 / メール / 専用フォームの3つの方法から選べる
リクルートエージェントの担当変更方法は、以下の3つです。
- 電話
- メール
- 専用フォーム
おすすめの担当変更方法は、「専用フォーム」を利用することです。
専用フォームとは、総合窓口である「お問い合わせフォーム」のことを指します。
専用フォームなら現在の担当者とのやり取りがないため、担当変更の申請がスムーズです。
問い合わせ内容の選択欄には担当変更に関する項目はないため、カテゴリ「転職支援サービスについて」と「サービスご利用について」を選ぶと良いでしょう。
なお、担当変更には、明確な変更理由が求められます。
リクルートエージェントには、担当変更に関して以下の記載があります。
キャリアアドバイザー変更のご希望については、お問い合わせ窓口にて承っております。画面下部の「問い合わせる」ボタンより、お問い合わせ窓口へご連絡ください。 なお、ご連絡いただく際は、必ず変更希望の理由を明記ください。
出典: リクルートエージェント| 担当のキャリアアドバイザーは変更できますか?
変更理由の記載が無い場合、担当変更の対応をしてもらえない恐れがあります。
担当者に直接伝えるなら電話かメールを選ぶ
担当変更の旨を現在の担当者に直接伝えたい方は、電話やメールを使用するのが基本です。
専用フォームと同じように、担当変更の旨と変更理由を伝えます。
感謝の言葉を添えることも大切なポイントです。
リクルートエージェントの担当変更はサポートの質を見て判断する
「異性がいい」「明るい人がいい」など、個人的な理由での担当変更は不可です。
担当変更は、サポートの質を見て判断します。
違う担当者でなければ、職成功が厳しいと判断したときに申請するのが基本です。
初めて転職エージェントを利用する人は、サポートの質を判断するのが難しいと思います。
具体例として、以下のケースに該当する場合は担当変更がおすすめです。
- 希望条件と異なる求人を理由なく紹介する
- 内定を取りやすそうな求人ばかり紹介する
- メールや質問へのレスポンスが遅い
- キャリアを否定する発言をしてきた
- 高圧的な態度で接せられる
- 自分の意見を押し付けてくる
相性の良いキャリアアドバイザーに担当者してもらいたいのなら、担当変更の際に、変更理由と合わせて次の担当者に何を求めるのかを伝えることが重要です。
現在、リクルートエージェントを利用していて担当者に不満を持っている方は、あと何回同じミスをしたら担当変更するのかを決めておくことをおすすめします。
基準を決めておけば、担当変更するかどうかを悩むことがなくなるはずです。
関連:転職エージェントの選び方を徹底解説!効果的な活用方法もご紹介します!
リクルートエージェントで担当変更前に知っておくべき注意点
ここでは、担当変更を申請する前に知っておきたい注意点を見ていきます。
具体的には以下の3点です。
- 担当変更を対応してもらえないことがある
- 何度も担当変更をしない
- 転職エージェントを1つに絞らない
それぞれ詳しく解説していきます。
担当変更を対応してもらえないことがある
正当な理由で担当変更を申請したからといって、必ず対応してもらえるわけではありません。
リクルートエージェントでも、FAQにてその旨を記載しています。
業界・職種・地域等により、キャリアアドバイザーの変更が難しい場合がございます。 あらかじめご了承ください。
出典: リクルートエージェント| 担当のキャリアアドバイザーは変更できますか?
リクルートエージェントに在籍しているキャリアアドバイザーは、それぞれ担当の業種や職種があり、転職希望者の希望する仕事によって担当者が変わります。
IT業界や営業職といった人気の業種や職種は、担当のキャリアアドバイザーが多いですが、ものづくりや医薬品技術者をはじめとする専門職に関してはキャリアアドバイザーが少なく、担当変更を対応してもらうことが難しいでしょう。
何度も担当変更をしない
担当変更には回数制限はなく、何度でも申請可能です。
しかし、担当変更によって再面談が必要になるなどの時間的ロスが発生することから、転職活動のペースを遅らせる原因となり得ます。
また、担当変更の繰り返しによって印象が悪くなるのは明白です。
最悪の場合はリクルートエージェント側からサポートを打ち切られてしまうリスクもあります。
リクルートエージェントの利用は、転職が目的であって担当者との出会いではないはずです。
「もう担当変更はしない」という意識で申請することをおすすめします。
転職エージェントを1つに絞らない
転職エージェントを複数に登録するのは、転職活動の基本です。
- 転職に十分な求人情報を得られる
- 非公開求人や独占求人をより多く得られる
- 複数のキャリアアドバイザーからサポートが得られる
- 相性の良い担当者と出会える可能性が高まる
- 紹介される求人やサポートの質を比較できる
- トラブルがあっても転職活動に支障が出にくい
- それぞれの独自サービスを利用できる
転職エージェントは、保有している求人が異なります。
また、担当者の判断によって紹介される非公開求人も、複数の転職エージェントに登録しておけば、より多くの非公開求人情報を得られるため、転職活動に有利です。
担当変更をしても不満点が改善されない場合、それはリクルートエージェント自体との相性が悪いのだと考えられます。
前述した通り、担当変更には一定の時間的ロスが発生するため、何度も担当変更するよりも他の転職エージェントに乗り換えた方が効率的です。
予め2〜 3社程に登録しておくと、トラブルがあっても素早くリカバーできます。
関連:転職エージェントを複数登録し併用するメリット・デメリットと注意点を解説
リクルートエージェントで担当変更しない方がいいケース
担当変更しない方が良い主なケースは以下の3つです。
- 長い目で見て最適な求人を紹介してくれる
- 希望する業種や職種の知識を有している
- レスポンスが早い
順番に見ていきます。
関連:転職エージェントのメリット・デメリットを解説!利用がおすすめの人とそうでない人の違いとは?
長い目で見て最適な求人を紹介してくれる
転職エージェントは、転職希望者を転職させ転職先企業から報酬を得るビジネスモデルです。そのため、利益を優先して内定が出やすい求人ばかりを紹介する担当者がいます。
一方、希望の実現のために求人を厳選して紹介してくれる担当者は優秀です。
少しハードルが高めの求人を紹介してくれる担当者は、転職希望者の目線に立って転職を考えていると思われます。
しかし、希望を実現するためには、一定の厳しさも必要です。
担当者からキャリアに関する現実的な評価を伝えられたり、言動に対して厳しいチェックが入ったりすることもあります。
希望する業種や職種の知識を有している
キャリアアドバイザーが市場価値を分析したり、マッチング率の高い求人を紹介したりするには、転職希望者が希望する業種や職種に関する知識を有している必要があります。
転職市場と業界の動向、最新の知識を有する担当者は貴重な存在です。
転職やキャリアの相談もしやすく、紹介される求人も信用できることに加え、選考対策で何をアピールするのが効果的かも明確に伝えてくれます。
レスポンスが早い
転職活動はスピード感を持って取り組むことが大切です。
担当者のレスポンスが早ければ、転職活動を有利に進められます。
具体的には、以下のようなメリットがあります。
求人が出たらすぐに紹介してもらえる
・ 選考のフィードバックが早い
・ 転職活動が早く進む
連絡に対するレスポンスは、半営業日〜 翌営業日が目安です。
数日かかるようならレスポンスが遅いと判断できます。
担当変更を申請するのがおすすめです。
担当者のレスポンスが早ければ、優良求人を見逃しにくくなり、希望の転職を実現できる可能性が高まることに加え、転職活動中のストレスも少なく済みます。
関連:リクルートエージェントの評判・口コミはひどい?メリットとデメリットも徹底検証!
リクルートエージェントで担当変更した方がいいケース
リクルートエージェントで担当変更した方がいいケースは、「担当変更しない方がいいケース」の逆にあたるキャリアアドバイザーが担当者になったときです。
転職エージェントは、担当者によって転職活動が左右されます。
担当者と相性が悪く、転職活動に支障が出ると判断したら早急に変更するのがおすすめです。
我慢して利用しても時間の無駄になります。
担当者を変更しても状況が改善しないときは退会する
担当者を変更しても不満点が解消されない場合は、リクルートエージェントとの相性が悪い可能性が高いため、退会して他の転職エージェントをメインに利用するのが懸命です。
リクルートエージェントにこだわって何度も担当変更をしても、お互いの心象が悪くなるだけで、満足のいくサポートを受けられる可能性は低いと言えます。
サポートを打ち切られるのは避けたいところです。
- 担当者に退会の旨を伝える
- 転職支援サービス退会(キャンセル)フォームから退会申請をする
法律によって定められているため、退会後も個人情報が2年間は残ります。
職業紹介事業者は[求職管理簿]、[求人管理簿]、[手数料管理簿]を備え付けなければなりません。これは求人・求職受理状況及び紹介・就職状況、手数料の状況を把握する必要性があるためです。保存期間は、完結後2年間です。
出典:厚生労働省|東京労働局 職業紹介事業について
リクルートエージェントの個人情報保有期間は5年間です。
退会しても、保存された個人情報を利用してサポートをスムーズに再開できます。
簡単に退会や再開ができるのは嬉しいポイントです。
個人情報の早期削除を希望する方は、担当者にその旨を伝えるだけで対応してくれます。
関連:リクナビネクストの登録が会社にばれる理由とは?注意すべきポイントを徹底解説!
まとめ
リクルートエージェントの担当変更は、電話やメール、専用フォームから申請可能です。
なお、専門職を希望していたり、人口が少ない地域、繁忙期などの場合は、担当変更に対応してもらえないケースがあります。
その際は、他の転職エージェントに乗り換えるなどの対応が必要です。
予めリクルートエージェントとは別の転職エージェントに登録しておけば、トラブルがあった際にも転職活動を止めることなく進められます。
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